ギックリ腰のこと
いつもお世話になっております。
西新宿7丁目整骨院です。
今回はギックリ腰について詳しく解説していきます。
ギックリ腰とは俗称で医療的には(急性腰痛症)といいます。
急性腰痛症とは、突然、とても強い痛みをともなう腰痛を引き起こす症状で内部で炎症が発生し、痛みの為に身体を動かすことが困難になり、日常生活に支障をきたすことがあります。
その発生メカニズムは複雑です。以下にその詳細を説明します。
発生メカニズム
1. 筋肉・筋膜の損傷
– 過度の負荷 重い物を持ち上げる、急な動きをするなど、腰に過度の負荷がかかると筋肉や筋膜に微細な損傷が生じることがあります。
– 筋肉の疲労 長時間の作業や運動によって筋肉が疲労し、柔軟性や耐久性が低下すると、些細な動きでも損傷が発生しやすくなります。
2. 椎間板の変性や損傷
– 椎間板ヘルニア 椎間板の内部にあるゼラチン状の髄核が外部に飛び出すことで、神経を圧迫し強い痛みを引き起こすことがあります。
– 椎間板の退行変性 加齢や繰り返しのストレスにより、椎間板が劣化し、衝撃吸収能力が低下することで痛みが生じます。
3. 関節の異常
– 椎間関節症 背骨にある関節が炎症を起こし、痛みを引き起こすことがあります。
– 仙腸関節の問題 骨盤と背骨をつなぐ仙腸関節の異常が腰痛の原因となることがあります。
4. 神経系の要因
– 神経根の圧迫 脊椎の異常や椎間板の変性によって神経根が圧迫され、痛みが発生します。
– 筋肉の痙攣 損傷や疲労による筋肉の異常収縮が神経を刺激し、痛みを引き起こすことがあります。
主な原因
– 突然の動きや無理な動作 重い物を持ち上げる際の不適切な姿勢や、洗顔や靴を履くなど前屈みになったり急に体をひねるなどの動作が原因となることが多いです。
– 慢性的なストレスや疲労 長期間にわたる筋肉の疲労やストレスが蓄積され、ある瞬間にギックリ腰として表面化します。
– 冷えや急激な温度変化 冷えによる筋肉の硬直や急激な温度変化が筋肉や関節に負担をかけることがあります。
対処法と予防
– 背骨の1次湾曲の可動性を取り戻す 1時湾曲とは頭蓋骨の後ろの部分の縫合、胸椎の関節、骨盤にある仙腸関節をさし、そこが動かなくなると腰と首に過大な負荷がかかるので1次湾曲の部位の動きを取戻すことが大事になります。
– 筋力トレーニングとストレッチ 腰や腹部の筋肉を鍛え、その時に筋肉自体を使って伸び縮みさせて柔軟性を維持することが予防に繋がります。
– 適度な休息とリラクゼーション 適度に休息をとり、ストレスを管理することも重要です。特に人間は睡眠中に身体をメンテナンスするので可能できれば7~8時間は睡眠をとりたいところです。
ギックリ腰は非常に痛みが強いため、早期の対処と適切なケアが重要です。