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四十肩・五十肩とは?肩が上がらなくなる原因|西新宿7丁目整骨院が解説

2026.11.02 | Category: 四十肩,炎症,痛み,神経,関節

 

【この記事のポイント】

四十肩・五十肩は、肩の周りの組織に痛みや動きの制限が生じる状態です。原因は、関節を包む袋(関節包)だけではありません。特に凍結肩(肩の動きが強く制限される状態)では、関節の内側の膜(滑膜)の炎症、関節包や靭帯が硬くなる変化(線維化)、痛みに関係する神経や血管の変化が報告されています。発症の詳しい原因は未解明ですが、糖尿病や甲状腺の病気などとの関連が知られています。回復には、数か月から数年かかることもあります。西新宿7丁目整骨院では、解剖学的根拠に基づく臨床推論で、肩の関節・肩甲骨・胸まわりの状態を確認します。

四十肩・五十肩は複数の組織が関係する肩の不調です

「腕を上げると肩が痛い」
「背中に手が回らず、服の着替えがつらい」
「夜中に肩がズキズキして目が覚める」

こうした症状が続くと、いつになったら元の生活に戻れるのか、不安になるものです。

四十肩・五十肩は、一般に40〜60代に多くみられる、肩の痛みと動きにくさを指します。

ただし、肩が上がらなくなる理由は、関節包が硬くなることだけではありません。

最新の研究では、炎症と組織が硬くなる変化が、互いに関係する仕組みに注目が集まっています。

日本整形外科学会も、五十肩の病態は多彩であると説明しています。

① 滑膜の炎症が痛みに関係する

肩の関節の内側には、「滑膜(かつまく)」という薄い膜があります。

滑膜は、関節を滑らかに動かすための関節液の維持に関係しています。

凍結肩では、この滑膜に炎症が起こり、炎症を起こす物質が増えることが報告されています。

こうした物質は、周りの組織や痛みを感じる神経に影響し、肩を動かした時だけでなく、じっとしている時や夜間の痛みにも関係すると考えられています。

つまり、夜間痛は、単純な筋肉の疲れだけでは説明できない場合があります。

② 関節包や靭帯が厚く硬くなる

肩の関節を包んでいる袋状の組織が「関節包(かんせつほう)」です。

凍結肩では、炎症に続いて、関節包にコラーゲン(組織の材料となるたんぱく質)などが過剰にたまり、厚く硬くなることがあります。

この変化を「線維化(せんいか)」といいます。

特に、肩の前の上のほうにある烏口上腕靭帯(うこうじょうわんじんたい)や、肩の腱の間にある腱板疎部(けんばんそぶ)では、硬さや組織が厚くなる変化が報告されています。

すると、腕を外側へ回す、上げる、背中へ回すといった動作が制限されます。

筋肉に力が入らないというより、関節を動かすための組織が十分に伸びなくなる状態です。

③ 痛みを感じる神経や血管にも変化がある

近年の研究では、凍結肩の組織に、新しい血管や神経の線維が増える現象も報告されています。

炎症に関係する物質が、血管や神経の成長に影響する可能性が研究されています。

これらの変化が痛みに関係すると考えられていますが、すべての方の痛みを説明できるわけではありません。

「関節包が硬いから痛い」という一つの説明では、不十分なのです。

④ 凍結肩と、似た症状の別の病気を区別する

「四十肩・五十肩」という言葉には、広い意味と狭い意味があります。

広い意味での四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は、関節包だけでなく、滑液包(かつえきほう)など、肩の周りの複数の組織が関係します。滑液包とは、組織同士の摩擦を減らすクッションの役割をする袋です。

凍結肩は、滑膜の炎症と、関節包・靭帯の線維化が中心となり、関節の動きが強く制限される状態です。

さらに、腕を持ち上げる腱板(けんばん)の断裂や、腱板にカルシウムがたまる石灰沈着性腱板炎は、症状が似ていても別の病気として区別する必要があります。

凍結肩では、自分で動かしても、他の人に動かしてもらっても、肩の動く範囲が狭くなることが特徴です。

一方、腱板断裂では、自分で腕を上げにくくても、他の人に動かしてもらうと比較的動く場合があります。

この違いは重要ですが、それだけで診断はできません。

⑤ なぜ四十肩・五十肩になるのか?

発症の直接的な原因は、現在も完全には解明されていません。

ただし、糖尿病、甲状腺の病気、脂質異常症などが、凍結肩の発症リスクと関連することが、2025年の診療ガイドラインで示されています。

また、けがや手術のあとに、肩を動かせない期間が続き、肩が硬くなる場合もあります。

一方、「姿勢が悪いから四十肩になる」「肩を使いすぎたから必ず発症する」とは断定できません。

発症のリスクと、すでにある痛みを強める動作は、分けて考える必要があります。

⑥ 四十肩・五十肩はどのくらいで治る?

凍結肩は、痛みが強い時期、硬さが目立つ時期、徐々に回復する時期を経ることがあります。

ただし、全員が同じ順番や期間で進むわけではありません。

数か月で軽快する方もいれば、1〜3年程度かかる方もいます。

2026年にAmerican Journal of Medicineで発表された研究のまとめでも、症状が長引いたり、肩の動く範囲の制限が残ったりする場合があると報告されています。2025年の病態に関する研究のまとめでも、炎症性物質、線維芽細胞(組織を硬くする細胞)、神経や血管の変化、線維化の仕組みが整理されています。

そのため、自然に治るまで放置すればよい、とはいえません。

痛みが強い時期には、整形外科での薬による治療や、関節内への注射などが選択肢になります。

運動療法も重要ですが、強く伸ばせば早く治るわけではなく、痛みや肩の動く範囲に合わせた、段階的な対応が必要です。

西新宿のデスクワーカーと肩の負担

西新宿のIT系・事務職・管理職の方は、パソコン作業や会議続きで、肩甲骨や胸まわりを大きく動かす機会が少なくなりがちです。

肩の関節の動きが制限されている状態で、高い棚の物を取ろうとすると、肩をすくめたり、腰を反らしたりして、動作を補う場合があります。

こうした補う動きは、首肩や背中への負担を増やすことがあります。

ただし、肩甲骨や姿勢を整えるだけで、関節包の線維化が治るわけではありません。

西新宿7丁目整骨院で確認すること

西新宿7丁目整骨院では、肩の痛みを、単なる肩こりと決めつけません。

確認するのは、肩を自分で動かせる範囲と、外から動かした時の範囲、肩甲骨・胸まわり・首の骨の動き、筋肉の働きなどです。

重視しているのは、解剖学的根拠に基づく臨床推論です。

凍結肩が疑われる場合や、夜間痛が強い場合は、まず医療機関での評価を勧め、その結果を踏まえて、身体の負担を減らす施術や運動を検討します。

なお、炎症を起こす物質や神経・血管の変化が、一人ひとりの症状にどの程度関わっているかを、整骨院での評価だけで特定することはできません。この限界を踏まえたうえで、身体全体の動きを確認します。

当院は、西新宿7丁目のデスクワーカーのための整骨院として、仕事中の肩の痛みや動かしにくさにも対応しています。

平日は夜20:30まで受付(21:00営業終了)、土・祝祭日は15:30まで受付(16:00営業終了)、日曜定休日です。

医療機関への受診を優先したい場合

突然腕が上がらなくなった、転倒後に強い痛みが出た、肩が赤く腫れて発熱している場合は、速やかに医療機関で確認してください。

また、夜間痛が続く場合や、肩の動きが徐々に悪くなる場合も、整形外科で原因を調べることが重要です。

最後に

四十肩・五十肩は、関節包だけでなく、炎症、組織が硬くなる変化、神経の変化などが関係する、複雑な状態です。

「なかなか肩が上がらない」「着替えるだけでつらい」

そんな方は、一人で我慢せず、まず原因を確認することから始めましょう。

西新宿7丁目整骨院では、肩の関節と身体全体の動きを確認し、状態に応じたケアを一緒に考えます。

西新宿7丁目整骨院
東京都新宿区西新宿7丁目
電話:03-6908-7120
新宿駅・西新宿駅・新宿西口駅から徒歩圏内
24時間ネット予約対応